Nobody Survive Tales

書きたいことをとにかく書いていきます。

【ESO】疫病がはびこる街、フェアー。~謎の病気の正体を追え!~

どうも、NSTです。

 

ESO(エルダーズスクロールオンライン)ですが、改めてプレイするとその奥深さに驚嘆せざるを得ませんね。

 

個々のストーリーが単独で完結するように見えて、別のストーリーと絡み合うこともあり、一度ならず二度三度遊ぶ楽しさがあります。

 

今回はまさにその一例を垣間見ましたのでご紹介させていただきます。

 

※ネタバレ要素があろうかと思いますので気にされる方はご留意ください※

 

以前の記事で「オンディル」という古代遺跡のソロダンジョンに行ってきたことをご紹介させていただきました。

 

nst-happy-social.hatenablog.com

 

このダンジョンから脱出し、周辺を散策しているとハイエルフの女性が歩いていてるのを発見し、話しかけてみました。

 

どうやら彼女が住んでいた「フェアー」という街では疫病が蔓延しており、彼女はそれに耐えられず、別の街へと引っ越そうとしていたようです。

 

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彼女によると「ヘンディル」という錬金術師が街の人々に治療を施しているようです。現実の世界の私であれば、「触らぬ神に祟りなし」と一目退散を決め込むでしょうが、この世界では雷と闇の魔法を使いこなす超一流(になる予定)の魔法使いです。

 

人助けもまた強者の務めということで、街に向かい、ヘンディルに話を聞いてみることにしました。

 

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街中は健康そうな人々であふれています。本当に病気がはやっているのでしょうか。

ただ街の住人以外にも鎧を着こんだ屈強な人々がチラホラと見受けられます。彼らはヘンディルに雇われた傭兵のようです。なぜ傭兵を雇う必要があるのでしょうか。

 

人々に話を伺うとヘンディルはアニンウェという人物が有している納屋で、病気にかかった人々に治療を行っているようです。

 

早速向かってみることとします。

 

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右奥でかがんで治療を行っている青い服を着た男がヘンディルです。

左側にたたずんでいるのはアムールという男で、彼の弟子でしょうか、ヘンディルと協力して街の人々に治療を施しているようです。

 

納屋にはヘンディルが薬を与えている女性以外にも多くの人が寝そべっていました。どうやらこの納屋は即席の病院のようですね。もっと衛生的な場所の方が良いような気もしますが。

 

何か手伝えることはないかと申し出ると街のはずれに生えているアロエを採取してきてほしいと依頼をされました。

 

このアロエをせんじて塗り薬にすることで病気の進行を抑えることができるようです。ただ彼によるとあくまで一時的な効果のみで進行を食い止めることはできず、よりひどくなった場合は街の北にある旧鉱山に隔離しているそうです。

 

そして傭兵を雇い、街の人々と接触しないよう、見張りをさせているとか。ずいぶん厳重な方法ですね。これでは隔離ではなく、「収容」や「監禁」という言葉の方が適切な気さえします。

 

鉱山というと灰やチリが多く決して病人には望ましくない環境に思えるのですが、本当にこのヘンディルという男、大丈夫なんでしょうか。

 

疑念を抱きつつ、町はずれにアロエを採りに行くこととします。

 

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街はずれではアロエと共に疫病にかかった農民の末路を垣間見てしまいました。これを見た瞬間私は嫌な予感がしました。

 

というのも、フェアーの街は吸血鬼アルヴスが根城にしていたオンディルのほど近くにあり、アルヴスのメモでは錬金術師の息子を同類にしたという記述があったためです。

 

既に農民とは呼べないおぞましい存在になってしまった彼らの目をかいくぐり、アロエを採取し、ヘンディルの下へ向かいます。

 

ヘンディルにアロエを渡すとアムールがすぐさま調合を開始し、塗り薬を完成させました。そしてヘンディルからまだ症状が現れていないものの、予防のため、3人の住人に薬を渡してほしいと依頼されます。

 

薬を配達し終えたところ、身分の高そうなハイエルフの女性から声をかけられます。

 

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ヴェラトッセという名前の彼女は私と同様、ヘンディルになにかきな臭いものを感じているようです。彼女の息子の一人が疫病にかかり、鉱山に隔離されているため、それが心配といっています。

 

彼女によると塗り薬を与えるまでは人々は健康なように見えていたとか。考えすぎならいいのですが、先ほど感じた悪い予感がより強くなってきたような気がします。

 

あまり褒められた行為ではありませんが、ヘンディルの家に侵入し、調査を行ったところ、悪い予感を的中させる確証を発見してしまいました。

 

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ヘンディルの息子、「タンカノー」はオンディルの吸血鬼アルヴスにより闇の眷属と化し、街の住人の血を求めるようになったのでしょう。

そしてその末路を見たヘンディルは感染者もとい「血の虜囚」をこれ以上増やさないため、アロエで作った麻酔薬を人々に服用させ、身動きをできなくし、エサとしてタンカノーに提供していた、というのが真実でしょう。

恐らく隔離所となっている北の鉱山にはタンカノーがその身を潜めているに違いありません。

 

ヘンディルに真偽を確かめるべく、納屋に向かいますが一歩遅く、彼はヴェラトッセのもう一人の息子であるネルリンを新たなエサとすべく、アムールと共に北の鉱山に向かった後でした。

 

鉱山の前では傭兵が番をしており、このままでは中にはいることができません。

そのため、傭兵の一人に当座の生活費を援助し、傭兵たちが着ている服のありかを聞き出し、それを無断で貸してもらうこととしました。

買収・窃盗ともとられかねない行為ですが、あくまで援助と貸与ですのであしからず。

 

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これでどこからどう見ても傭兵です。顔が思いっきり出ておりますが、あれこんなやついたかな?と疑われることもなく、あっさり潜入できました。

 

鉱山内でヘンディルとアムールを発見しますが、奥へと逃げられてしまいます。二人を追いかけ、鉱山の深部へと進みますが、既に血の虜囚へと変貌した住人たちがそれを阻んできます。

 

住人たちを薙ぎ払い、進んだ先で錬金術の研究を行っていたと思われる机を発見しました。

 

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恐らくヘンディルも最初はここでタンカノーを救う方々がないかを研究していたのでしょう。

 

少々話が脱線してしまいますが、ESO(エルダーズスクロールオンライン)はこういった芸が細かく、物語に奥深さを与えています。そういう意味でも一人でじっくり遊ぶのにも向いているオンラインゲームと言えるでしょう。

 

ヘンディルの努力の跡に思いをはせていると、背後に人の気配を感じます。

振り返るとそこにはアムールがおり、問答無用で襲い掛かってきました。

彼がどういう理由でヘンディルに協力していたのかはわかりませんが、彼もまたヘンディルと同様、吸血鬼に生贄を捧げるという悪事を働いていたのは事実。

私の闇の魔法と雷の魔法で成敗します。

 

アムールの亡骸を背に更に深部へ進むと扉の前でヘンディルがおののいていました。

 

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やはり私の推測は正しかったようですね。

吸血鬼と化したタンカノーに血を与えるため、街の人々を犠牲にしたヘンディルの罪は深く、許されるべきものではありません。

しかしまずは元凶をかたづけなければなりません。

 

扉の向こうからはおぞましいタンカノーの声が聞こえてきます。

 

扉を開き、吸血鬼タンカノーと対峙します。

 

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ロダンジョンのボスと同様、ESO(エルダーズスクロールオンライン)のストーリー上で遭遇するボスはしっかりと装備を整えて、スキルを習得しておけば負けることはほぼありません。

ただこのゲームには装備品にもレベルが設定されていて、自分のレベルと近い武器・防具を装備しておかないと、苦戦を強いられることになります。

私もここに来るまでレベルが上がりすぎており、武器と防具が相対的に弱くなってしまったため、少々苦戦しました。

 

タンカノーを倒し、あたりを伺うとヴェラトッセの息子の亡骸が目に入りました。残念ながら一歩遅かったようです。

 

タンカノーを失ったヘンディルはようやく自分のしでかした行為の愚かさを認識したようです。

罪を償いたいといい、私に自分の手を縛るように依頼していきます。

彼の手を縛り上げた後、ことの顛末をヴェラトッセの下に報告しに行きます。

 

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ヴェラトッセは息子を失ったことを許せず、衛兵たちにヘンディルを引き渡すことを良しとせず、自分の手で片をつけようと考えているようです。

 

ESO(エルダーズスクロールオンライン)ではこのような決断を求められるシーンがしばしば登場します。

どの選択肢を選んでもゲームの進行を妨げることにはなりませんが、クエスト完了後にもらえる報酬の内容が変わったり、登場人物たちの生死に影響します。

今回でいえば、ヴェラトッセを止めればヘンディルは生き延び、ヴェラトッセに処断を任せるとヘンディルは亡くなるようです。

 

私がどちらを選び、どのような結果になったかはあえてここで書くことはしません。

 

少しでもESO(エルダーズスクロールオンライン)の楽しさが伝われば幸いです。

 

とりあえず、今日はここまで。