物凄くどうでもいいが、ほんの少し前に起こった自分の知られざる一面を垣間見た出来事
どうも、NSTです。
皆さんは「ジョハリの窓」をご存知でしょうか。
ジョセフとハリーの二人が考案したコミニュケーションを円滑に進めるための考え方で、「自分という人間が他人からどう思われているか?」を分析するためによく用いられるようです。
この記事を書こうと思って調べるまで、この言葉はジョハリという人が考えたものだと思っていましたが、ジョセフとハリーの合わせ技とはまったくもって盲点でした。
なぜこんな理屈っぽいことを書いたかというと、少し前に自分ではあまり認識していなかった一面を垣間見た出来事があったからです。
ジョハリの窓でいうと「未知の窓」を覗いた瞬間ということになるのでしょうか。
今日はそのことについて書いていきます。
さて、先日スーパーに買い物に行きました。
目的はその日の晩御飯。特にメニューは決めていなかったのですが、その日は作るのもなぁ…という気分だったのでお総菜コーナーに足を運びました。
入店したのは夕方過ぎくらいでしょうか。
まだそんなに遅くなかったせいか、お総菜コーナーにはたくさんの天ぷらやかき揚げ、から揚げ、焼き鳥等が並んでいました。
その中に一際私の目を引くものがありました。
それは「餃子」。
このお総菜コーナーに並んでいるものは、比較的私の好物が多く、どれを食べたっていいやと思っていたのですが、餃子を見た瞬間に「今日はこれだ」という気持ちに襲われました。
なぜかはわかりません。
でも、欲望ってそういうものだと思うんですよね。
肉汁が口の中に広がることを想像し、ワクワクしながら餃子のパックを手に取ろうとしたとき、ある事に気が付きました。
店員さんが値引きシールを張っている。
今の今まで店員さんがせっせとシールを張っていることに全く気が付きませんでした。
それだけ私の目は餃子にくぎ付けだったということなのでしょう。
餃子の隣に並んでいる、から揚げのパックに次々と10円引きのシールを貼っています。
この時、私は思いました。もう少し待てば餃子にも張ってもらえるかな…と。
しかし…張られない。
餃子が取れる位置から少し下がって張りやすくしてみるか。
張られない。
よっぽど、「すみません、餃子には張らないんですか?」と声をかけたくなりましたが、そのとき、私は気づいたのです。
ああ、自分ってケチなんだなって。
そう、私は想像以上にケチな人間だったことに気付かされたのです。
たかが10円、されど10円。「1円を笑うものは1円になく」という言葉もあります。
しかし、やはり10円は10円なのです。
10円でできることと言ったら、精々10円ガムを買って風船を作って遊んだり、机の上で回して遊んだり、次はお前がこうなる番だといわんばかりにへし曲げたり、といったことくらいです。
10円のためにこれ以上の時間をかけることはできない、私はそう判断しました。
そして「から揚げ」のパックを手に取り、レジに向かいました。
この日の夜のから揚げは噛み応えのある食感でどこかさみしい感じがしました。
とりあえず、今日はここまで。