終身雇用はない方が良い!?~安定、安心はあった方が良いと思ってしまう〜
どうも、NSTです。
ずいぶんと久しぶりに記事を書こうと思い、PCの画面に向かっております。
この1ヶ月、PCに向かうときはたいていDQXが起動しておりました。
さて、なぜ急にまた記事を書こうと思ったかといいますと、以下のニュースをみて思うところがあったからです。
かなりインパクトのあるタイトルの記事ですのでご覧になっている方も多いのではないでしょうか。
私なりにこの記事を以下に要約してみました。
-1.終身雇用制度があることで労働者達は低賃金を受け入れてきた
-2.終身雇用制度がなくなることで労働者達はより良い環境を求めるようになる
-3.優秀な人材を囲い込むため企業は給与を上げたり、環境を良くしようとする
-4.それができないブラック企業や能力の低い経営者は淘汰されていく
-5.終身雇用制度と言いながら一回も転職しない人の割合は30代以上の男性で50%以下
-6.半数以上の人が受け入れていない制度であるのでかえってないほうが良い
率直に申し上げると納得しづらい、というのが私の感想です。
終身雇用制度が存在すれば今の環境に納得がいかずとも、その環境に身を置きさえすれば将来を含めた生活がある程度は保証されるので、多少の安い賃金や質の良くない福利厚生を受け入れやすく、
それが崩壊すれば労働者達は今の環境からより良いところへ移ろう(転職しよう)としたり、環境を変えよう(経営者と交渉しよう)とするという理屈には筋が通っていると思います。
しかしながら、そういった活動(転職や交渉)を行うのにはエネルギーがいりますし、転職先がより劣悪な環境だったり、交渉が失敗し経営陣と軋轢が生じるといった、かえって自分を悪い環境に追いやることも予想されます。
また儲からなくなったり、新規参入に失敗してしまい、経営上不要と判断された部署や事業部門に所属している人々の扱いがどうなるのか不安に思います。
終身雇用制度があれば他の部署や事業部門へ配置したりといったことを企業は考えるでしょうが、それがないのであれば不要な人材として放逐されてしまうのではないでしょうか。
また企業が賃金を上げたり、福利厚生を良くしようとすると今まで以上に儲けようと考えざるを得ません。そうすると既存の事業や儲かりそうな分野にばかり目がいき、研究分野への投資が冷え込むなんてことも考えられそうです。
「京大的アホ」を排除する社会から本当のイノベーションが生まれないワケ(週プレNEWS) - Yahoo!ニュース
小心者の特有の考えのような気もしなくはないですが、終身雇用をなくしてしまうことに不安を感じてしまいます。
とりあえず、今日はここまで。